エンリケ

メニュー| 161 | パーぷりん | スー163 | エリア164 | ビークール | ニュート | ウィス | ルウィス | ィ169 |

ビークール

ビークール

背を向け、大股で帰ろうとするクソガキが声をかけた。

「チョット待ってヨ。ミサクラさんはどうしてるのカナ?」

 俺は逐一、三桜の様子をこのクソガキに報告する義務がある。彼女は吸血鬼だからな、様子を報告する代わりに血液パックだの、親父さんの単身赴任先だのを世話させちゃいるが……スゲェ気に喰わねえ……クソ。

 あれから三桜が血を求めて街を徘徊することは無い、少なくとも今までは。三桜の話ではあいつが例の力を使って、吸血鬼の『本能』を叩き出したから、自分の『意思』を取り戻せたとか言っているが……

「変わりねえよ。ちゃんと血液パックは届けろよ」

 それだけ言うと、俺は今度こそ帰ろうと、

「で、例の悪魔を宿した彼はどうしてル?」

 ……それには答えず、俺は無言のまま部屋を出た。

[PR]顔痩せ 方法ケアマネジャー 求人