ニュート
公園のベンチに座る私は、車椅子に座る幸一と二人で夕焼けを眺めていた。
「う〜ん。この時間帯の空って綺麗だよね、青空もいいけど夕焼けもいいね」
「…………」
木々は青々としており、花壇に植えられた色々な花が咲き始めている。
「名前はわからないけど……今度調べてみようかしら?」
「…………」
眼の前を子ども達が笑顔で駆け回っていく。ボールを持って相手にぶつけ合う競技って……ええっと、ドッチボールだっけ?
「幸一にもああいう時があったの? 写真あったら見せてよ」
「…………」
「話は変わるけど、私、ずいぶん料理がうまくなったのよ。目玉焼きと卵焼きならもう任せておいて」
そう、なんと言っても俊也君のお墨付き。『う、うまいよ、結構……』って言ってくれたんだから。世良さんは『何を混ぜればこんな味になるんだ?』なんて言ってたけど……
そうだ、いつも通り皆のことを言っておかないと。
「そうそう、そう言えば三桜さんは元気にしてるよ。吸血鬼で元気って言うのもどうかと思うけど」
「…………」